【映画】誰も知らない（邦画）
誰も知らない（2004年公開）
2004年製作／141分／日本
配給：シネカノン
☆受賞歴
第28回 日本アカデミー賞（2005年）
第57回 カンヌ国際映画祭（2004年） コンペティション部門 柳楽優弥
☆感想
この作品は、巣鴨子供置き去り事件をモチーフに制作された映画です。
父親が異なる4人の兄弟の物語。
ある日突然、お金だけ置いて母親がいなくなってしまうのだ。
クリスマスには帰るといったのに帰らず、
子供が苦しんでいるにも関わらず母親は連絡もせず、
いくらもしないお金を郵送で送るだけ。（もちろん足りない）
とうとうガス、水道、電気も止められてしまい、
公園の水道で服を洗ったり、トイレにいったり、どの場面を切り取っても
心が苦しくなるシーンばかりでした。
出生届けも出されてないので戸籍もなく、小学校に通えない。
お金もないので、好きなものも買えない。
同じ国でも、現実にこのようなことが起きている。
そして、この作品は16年前の映画だが、近年でもこのような出来事は起きている。
結局、日本は変わってないんじゃないかと思いました。
そして、主人公の長男役を演じた柳楽優弥に驚かされた。
経験したことがあるのかというくらい、演技が自然でした。
これは、カンヌ国際映画祭で最優秀主演男優賞を受賞しますわ。。
是非、地上波放送してほしいくらい影響力のある作品だと思います。
視聴方法：BS放送
