rokako’s diary

日々の出来事や好きなことについて語ります

【映画】戦場のピアニスト

戦場のピアニスト(2015年公開)

2002年製作/148分/フランス・ドイツ・ポーランド・イギリス合作
原題:The Pianist
配給:ブロードメディア・スタジオ

 

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 ☆受賞歴

第27回 日本アカデミー賞 外国作品賞(2004年)

第75回 アカデミー賞(2003年)

 監督賞 ロマン・ポランスキー

 主演男優賞 エイドリアン・ブロディ

 脚色賞 ロナルド・ハーウッド

第55回 カンヌ国際映画祭(2002年)

 コンペティション部門 パルムドール ロマン・ポラスキー

 

☆感想

お久しぶりです。最近、ブログをさぼっておりました。笑

というのも、NETFLIXで韓ドラを見まくっていたため映画を放置してました(言い訳)

 

地上波で録画してる映画がたまってきたので、「戦場のピアニスト」を鑑賞しました。

日本では2003年に公開されてますが、第2次世界大戦終結から70年目の2015年に、

デジタルリマスター版でリバイバル公開されました。

 

この作品は、第二次世界大戦下で必死に生き延びたピアニストのお話です

 

 

最初は、プロのピアニストだから殺されずに生き延びていくのだろう、と思っていたのですが、そんなことは全く関係ありませんでした。ユダヤ人は皆殺されるのです。

 

ナチスドイツがポーランドに攻め込み、ヒトラーの命令でユダヤ人は住む場所(ゲットー)を指定され移住します。

しかし、ゲットーから東へ移ることになるのですが、その場所が強制収容所なのです。

主人公のシュピルマンは家族と離れ離れになり、一人ポーランドに残ることとなります。

知人の力を借りて、なんとか生き延びていくのですが、

そこに至るまでの、ユダヤ人への差別や暴力、貧困など、とてもリアルに描かれていました。監督自身、ユダヤ人として迫害を受けた経験があるからか、緊張感がひしひしと伝わってきました。

 

ある夜、屋根裏部屋に隠れていたシュピルマンが缶詰に入った食糧を食べるために

下へ降りると、ドイツ人の将校がいた。(絶対殺される。。)

緊張感が漂う中、将校はシュピルマンにいくつか質問をする。

「職業は」と聞かれた際、「ピアニスト」と答えると、そばにあったピアノを見て、「弾いてくれ」と将校は言います。

 

シュピルマンは、弱り切っていた体で少しずつピアノを弾き始めます。

だんだんと感覚が戻り、素晴らしい演奏を披露します。

そして、惹き終わった後、将校はその場を立ち去る。

 

翌日のシーンに移ると、シュピルマンの隠れ場所である住居が、

ドイツ軍の拠点場所として描かれていました。

そして、将校はシュピルマンに食事を与えていました。

 

なぜ、殺さなかったのか、そして食料まで与えたのか、

それは彼がピアニストであったからか、

もし、ピアニストでなかったら殺されていたのだろうか。。

この場面が何度も考えさせられるシーンです。

 

とにかく、エイドリアンの演技がすごすぎました。

終盤にかけて、顔がげっそりしていて、本当に体調不良で演技してるんじゃないかと思うくらいでした。

 

ちなみに、エイドリアンをどこかで見たことあるなと思ったら、

キング・コング」という映画で見てました。笑

 

実際の出来事をもとにつくられた作品ということもあり、胸に響く作品でした。

 今、こうして平和に生きられることがとても幸せなことなんだなと改めて思いました。

 

2時間30分と長めですが、まだまだ自由に外出が出来ないかと思うので、

休日とか金曜の仕事終わりに、是非見てほしいです。